建築の力
宇都宮大学峰キャンパス正門西側には生協の売店・食堂があった。その南側にはフランス庭園があり、西奥には木々に包まれたサークル棟。正門から南に続く分離帯があり、そこには街路樹が生い茂り、道の両側には校舎が連なる。
登下校で正門付近は人が行きかう。学生が街路樹を通り生協に行く事で、正門付近に人が集まる。フランス庭園やサークル棟には人が滞在するので更ににぎわいが増す。残念なことにその生協は南奥に移転され、正門付近は少しさびしくなった。
工学部がある石井キャンパスにはそれがない。人が集まれる場所やちょとした高低差や街路樹が正門付近にないのだ。実は新興の文星芸大や白鴎大学もそう。小さいながら足利工大にはそのようなプロムナードと一段高くなったたまり場がある。建物の配置によって、大学の雰囲気は変わってしまう。そしてそれは学生の思い出も形成することになると思う。建築によって学校の雰囲気が変るのだ。これは建築の力だと思う。その建築の力を発揮させるためには良い設計者と良いクライアントの関係が必要。
公共建築に刺激を受けた時、まだそこに携われない自分の状況と能力にもどかしさといらだちを感じてしまいます。
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