建築学生のハローワーク
実はちょこちょこ原稿書きをしていまして、最近はメンドくさいのでトップページだけでなくブログにも書いていませんでした。「掲載誌等」のページを見るとめちゃ増えているのがわかるかと思います。先週よろず相談室共著の「いい家づくりのQ&A100」が発売され、今週は「建築学生のハローワーク」が発売されます。一足先に届いたその本ですが・・・。
就職活動時期をにらんで、こんなに建築には幅広い職業があるんだって紹介しようという主旨の本です。私の担当はコラムひとつだけなんですけど、特に気になった記事を2つほどピックアップしたいと思います。
建築設計って実は超学歴・家柄・経歴社会・・・。建築家の数や担当できる物件規模は偏差値に比例するとまで言われているほど。しかし、広島ではその法則を打ち破る人が多数登場しています。その中でも注目していたのは谷尻誠さん。もうずいぶん前ですがハウスコンペのサイトでそのプロジェクトを見たときはこれ「仮想」だろって思うほど斬新でシャープでした。あれから数年、いまや彼は住宅建築界のトップ集団に位置しているのではないかと思います。彼は建築家では珍しい専門学校卒。さらに家柄も中の下(建築界でという意味ではないです)。経歴的にも所謂アトリエにいたわけでもない。なんでこんな人がでて来られたんだろうって前々から疑問に思っていました。このインタビューを読んでなるほどと納得。やはり出てくる人はいろいろな苦労とチャレンジをしています。これは学生向けでなく、建築家として独立してやっていきたい人が読むべき記事に思いました。
それと五十嵐さんが書いた建築系文筆業=評論家のお話。原稿料がいくらかまで触れられています。そう、原稿を書いてもほんのおこづかい程度のものなのです。出版社が儲けているわけでなく、市場規模が小さいからそんな程度になってしまうというお話。そしてこの業界の歴史や厳しさも少ない文字数でうまくまとめています。これは甘い夢を見がちな学生さんの目を覚ますことになるかも。
残念ながら、聞きたいとこをきちんと聞いている記事というのはそれほど多くありません。しかし、これだけたくさんの職種の話を一気に掲載しているのは非常にレアなケース。立ち読みでも良し、じっくり買って読むのも良し。学生対象では少しもったいない感じのする本でした。
そうそう、今、監修で携わっている記事。こちらも学生向け。発売は2月中旬の予定。これは出版のめどがたったらどこかでレクチャーしようかと思っています。
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