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2009年5月30日 (土)

東京・・・3件

昼から千駄ヶ谷のNPO法人家づくりの会事務局にて山本成一郎さんにインタビュー。後期の広瀬さんを知るためのキーマンの一人。広瀬さんの頼みを断れず、けっこう苦労したらしい。それを楽しそうに語れるのは良い関係を築いているからか。

その後、石神井公園へ。SH30を担当し、広瀬事務所の番頭格であった本吉康郎さんにインタビュー。そぎ落とされたSH1の魅力に惹かれて入所し、シリーズに贅肉がついていくことを好ましく思っていなかったそうであるが、独立後の本吉さんの活動に影響を与えたのはSH31以降のプレファブリケーション的システムだというのが意外。

最後に、自由学園明日館と講堂へ。宇都宮大学・材料研究室教授・小西敏正先生の退官記念講演&パーティ。基本は材研OBだけだし、ノリが違うし、ほとんど知っている人もいないので、AWAY感ありあり(^^;) ああいう場が苦手な私の元ボス・藤本先生は講演会後消えてしまうし・・・。後半は安森さんと話し込む事に。 「進化が必ずしも良いわけではない。お変わりありませんか?という挨拶や、日本刀の作り方のように変わらないことが日本の美徳である」という小西先生の退官記念公演は印象的。28年間ご苦労さまでした。

Jiyuugakuen200905

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2009年5月28日 (木)

sumika+POH+SOA

sumikaのプライベート見学会にあわせて、午後はPOHの物件2件と小野里さんの事務所を案内。参加はUAPPや慶野事務所,東北大7人・宮城大3人・宇都宮大(+安森さん)・足利工大等の学生。40名を超える人が集まりました。

午前中はsumika-project。やはり雑誌とは印象が違うようで、皆さん楽しそう。特に藤本壮介棟。模型だと面白い立体図形程度にしか認識できないんだけど、実際に立って自分が入りこめばそのユニークさが実感できる。建築は見なきゃわからないんですよね。

昼抜きでTYHへ。またまた住み方が変化していました(笑)。冬は高いところで、春は中間で、夏は下の方で寝る・・・。季節に合わせて住む場所を変えているそう。POHで提供したのは発展性と力のある躯体なんだとあらためて認識。

次に小野里さんの事務所(BOXXOB)を見学。あいかわらず人前での説明が上手い。

最後にKAHへ。こちらは竣工時とあまりかわならい状態。ほとんどのものを壁面収納内に収めてしまっているので雑多な印象はない。変わったところといえば、お子さんが床を傷つけるのを防ぐためにマットを置いて保護している部分か。でもこれは期間限定の話。これはTYHと対極で、普通に住めるようにきっちり設計した物件。

住んでいる様子はなかなか見せられないもの。TYさんKAさんありがとうございました。
写真は事務所前で説明する小野里さん。また、自分の物件写真を撮り忘れる私。

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2009年5月27日 (水)

ハコ

インテリア的なものは住み手に任せハコを作ることに徹していた時代のTYH。大学で建築をかじってしまうとシャープというテイストでしか判断できなくなってしまいがち。それが大文字の「建築」でなく、「家」であるなら、「やわらかい」とか「やさしい」とか「フィット感」とか、そういうような言葉で表現できた方が良い気がします。TYさんは固く冷たくなりがちなRCのハコをとても良く住みこなしています。

画像はEDU2008年6月号(小学生ママのための教育雑誌)に掲載されたもの
さて、6時だ。寝るか・・・。

Edu2008

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2009年5月26日 (火)

構造

昔から計算が苦手な私は、何回やっても答えが違ってたりします(^^;) でもやっぱり自分の建築を見ると構造が好きなんだなぁと思います。特に上棟して、屋根下地が貼られたときが一番好きな状態。今週、ちょっとKAHにお邪魔してきます。

6月は試験の申し込み。写真はKAHの上棟時。

Kah2009051

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2009年5月25日 (月)

104

回線種別を事務所用から住宅用に変更したので、タウンページの掲載がなくなりました。
一番大きいのは、無駄なDM、特にダイレクトファックスが来なくなる事。そして、ほんの少しですが経費削減になります。104でSTUDIOPOHの電話番号を調べる方もいらっしゃらないと思いますが、お知らせしておきます。

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2009年5月22日 (金)

肆木の家へ

湘南新宿ラインに乗っていつものIさんと一緒に鎌倉へ。宇都宮から乗り換えなしで着いてしまう。鶴岡八幡宮の表参道を通って坂倉順三氏による神奈川県立近代美術館鎌倉館へ。ちょうど坂倉順三展をやっている・・・と思ったら、展示準備期間で中に入れず。歴史上は意味のある建築なのでしょうが、外観を眺めても、私には良くわからない。結局、全体構成よりディテールに目がいってしまう。特に1Fの大谷石・鉄骨・窓の取り合いは大きな疑問。

鎌倉駅に戻る途中に神谷五男氏の鎌倉の住宅を発見。住宅特集で表紙だったもの。氏の好きなドイツ表現主義的なファサードが印象的だったけど、色が塗り替えられ意外に普通の住宅に。玄関前に置かれたオブジェ、開口部や壁の曲線は神谷氏らしい。

その後、西口の落ち着いた商店街を過ぎ、木原千利氏の「宗達」へ。木原氏は関西を拠点とする和風建築の大御所。足が疲れたのでここでお茶と思えど、30分待ち。エントランスまわりだけを見せていただき退散。施工は竹中工務店との事。とても豊かなボリュームをもった店舗であるが、なんだろう、この違和感。木原氏はどこまで手を入れたのだろうか?組織事務所やゼネコンがやった綺麗でソツがないけど、味も何もないという雰囲気を感じてしまう。

さらに 千葉学氏の「WEEKEND HOUSE ALLY」へ。建物が文節され奥行きのある複合施設だけど、良くわからず。ここまでゆとりのある事を設計させてくれた事業者にまずは感謝。匂いのないコンクリートボックスの集合体で500円の冷コーを飲む。

ようやく肆木の家にて広瀬鎌ニ氏本人にインタビュー。相変わらず明け方に寝て、午後に起きるという不規則で規則的な生活をしているそう。ゆえにお邪魔できたのは午後3時(笑) 大学決定の理由から軍隊生活という一連のお話を聞いて、ようやく本題に戻せたのは1時間を過ぎた頃。SHについては昔の事だからということで多くを語りたがらないように思えましたが、同時に氏の工業製品や科学技術に対する強い不信感も伝わってきました。仮説どおり、木造に昔から詳しかったようで。さらに造り方がその理由でしょうが、鎌倉にはろくな建築はなく、見習うべきは、法隆寺等の建築であるということを言われていました。ここには広瀬氏の建築に対するスタンスが現れています。五十嵐研で窓学をやっていた事が思わず役にたちました。

インタビューの後、いろいろ考えましたが・・・結局、論文にできるような工学的な部分より、付随する事実や考察のほうが充実してしまいそう。社会学とか心理学とか哲学で論文を書いたり、単行本にする形の方が良いような。たぶん自分の興味もそっちなんだろうなぁと思いつつ、海辺に点在する木壁の住宅を見ながら江の電に揺られてきました。

建築は時代を映す鏡であるが、それを受け入れてしまう事が良いのかどうか・・・。
さて、図面を書かねば。 

写真は神谷氏の住宅と木々に埋もれる肆木の家

Kamiya2009Shimoku20090521

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2009年5月20日 (水)

宇都宮にて

驚いた事に武蔵工大広瀬研究室創設時の出身者がすぐ近くにいらっしゃいました。知らない仲ではないので、お茶を兼ねてヒアリングにでかけました。「鉄の男」は「鉄の男」ではなかった。彼なりのその根拠を伺えば伺うほど、薄ら薄ら考えていたことが確信になっていくような感じを受けました。これについては後ほどゆっくり。

それはともかくインタビューして思った事。やはり設計者として成功している方は魅力的であるという事。だから仕事がくるんだよなぁと・・・。デザインが上手くても、手先が器用でも、どんなに努力できる人であったとしても、それだけでは独立は難しい。今思えばあたりまえの事なんだけど、学生のうちは気づかなかった事。

ちなみにコノ事務所、息子2人は高校の後輩、女性スタッフは専門学校の教え子、男性スタッフは宇大の後輩。世間は狭い(苦笑) 

http://www.ne.jp/asahi/shiodarch/design/

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2009年5月18日 (月)

鉄の男

修論のテーマは「広瀬鎌ニ氏の思想について ~SHシリーズから伝統構法への転換を追う~」です。

私が大学5年生の春、宇都宮大学から千葉工大に移られた宮沢鉄蔵先生の蔵書を処分するために、ダンボールが十数箱積み上げられていました。その箱を見るなり、捨てるなら私が貰うと、2往復かけて全てを自宅に運び込みました。その後、近藤事務所から帰ってきた96年、プー太郎をしている間にその蔵書の整理を行っていると、「SH13」がでてきたのです。それには強い衝撃を感じましたが、83年にシモクの家という木造住宅で広瀬氏を認知をしていた私が、SH13とそれが同じ設計者だと認識するにはそれからしばらくの時が必要でした。

「鉄の男」とまで呼ばれた鉄骨造のパイオニア広瀬氏がなぜ伝統木造に転向したのか。「機能主義・技術主義・合理主義の極致」言われたSHシリーズが、なぜ残らなかったのか。私の興味はソコにあります。ついに今週、三度目の広瀬自邸「シモクの家」にお邪魔してきます。

※SH スチールハウスの略号  写真はSH13

Sh13

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2009年5月16日 (土)

面白い人発見

東大藤森研の速水清孝さん。文章が面白い。カノッサの屈辱は私が大学のときにオタク系の人たちにうけた番組だし、彼の修論は「住宅の設計主体の変容に関する研究 -明治・大正期における栃木県の大工の活動を中心に-」というもの。もしやと思って高校の名簿を見るといました(笑) 3つ上のヒト。しかも、私の実家の近所の方でした。

http://tampopo-house.iis.u-tokyo.ac.jp/labo/taiken2.html

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2009年5月15日 (金)

UAPP SGT見学会

先日、ちょっとだけブログに書きましたが、手島さん率いる都市建築設計集団/UAPP
の竣工討論会がありました。今回はプロや建築学生を集めて、その作品について思ったことを言い合おうという会。

今回の参加は、UAPPやSOYの面々の他、弘前の前田卓さん、五十嵐研D1の吉川さん、理科大小島研を修了したばかりという25歳なんとか君の計13人。各自内部を見たあとに、5時から現場にて約1時間の討論会。その後、場所を「うおしげ」という大衆居酒屋に場所を移して更に盛り上がる・・・。私は終電があるので9時20分で離脱。。

しかし、手島さんと櫻井さんは似てる。ある意味東北大生らしい。それとちょっと違う感じの大田さん。以前とは違ってしっかり持論を述べている姿にちょっと「ほの字」の私でした(謎笑)。

そうそう、仙台のSPAZIOの安達さんや鈴木弘人事務所の鈴木弘ニさん、DADAの佐藤さんは見学のみの参加。東北大都市デザイン学講座の学生や、周辺の大学教員の方々にお知らせをしたものの、今回も残念ながら修士や学部生、教員の方の参加はゼロ・・・。前日当日再度誘ってみたものの・・・ちょっと悲しい現実です。

写真はうおしげの「まぐろなか落ち」 880円 と 現場の様子

Uoshige2009Sgttrk

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2009年5月14日 (木)

天空人流

アトリエ天空人の山下さんが「天空人流」という本を出しました。大学時代から今までのことを自筆で綴ったものです。私が興味を引いたのは近藤さんに対するコメント。

本には触れられていませんが、実は、山下さんは斎藤裕事務所の厳しさで10円ハゲができ、ノイローゼ気味になっていたそうです。その後は本に記されているように、経済活動と直結する事務所PANOMへ移り、近藤事務所に入所しています。

ただ、近藤事務所での話がちょっと違う部分が・・・。
当時、コンクリートブロックによる組積造の実践と研究を行っていた若手建築家は近藤さんだけとありますが、それはチト違う。近藤さんは当時3つしか作品はないし、東工大の山下和正さんは研究・開発・実践での成果がありましたし、北海道の倉本たつひこさんにも充分な実績がありました。その頃はまだ皆さん若かったし・・・(笑)

そして、近藤さんは歴史的な知識が相当あったと書いていますが、ミースのバルセロナパビリオンを見て、「これ綺麗やんけ。誰これ?」なんて真顔で言ってたので、その記述はちょっと違うかと。ただ、カーンだけはしっかり読み込んでいました。

でも、近藤さんの「壁の痛みを聞け」というのは正解。それは建築デザインの基本となるもの。実は今、「日刊建設通信新聞」の連載、窓のよもやま話 の担当分では「窓のない建築」という題で原稿をまとめています。それは、設計者から見た窓の難しさであるし、近藤さんのいうところの壁の魅力について記したものです。さて、そろそろUPしないと。

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2009年5月13日 (水)

改源

眠くならないという文字と、古めかしいパッケージに釣られて購入しました。開けてみるとこんな薬でした・・・。ほんとに古めかしい(苦笑) 風邪で頭が働かず。薬の効き目も微妙なのか?

Kaigen

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2009年5月11日 (月)

オリオン通り

久々に宇都宮の街中を歩きました。栃木県一の繁華街といわれていたオリオン通りには空店舗が目だち、パルコは改装中という札がついた店や、デパートとは言えないような安いのモノを扱う店が多くなってしまい・・・。ビジネス&老舗街だった大通りはコインパーキングに・・・。ついに12時間400円という場所も登場して、想像以上のスピードで市街地空洞化が進んでしまっています。

リンクは斎藤和義&浜崎貴司の「オリオン通り」 視聴可能☆
http://listen.jp/store/artword_1104526_4629.htm

20090511

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2009年5月 8日 (金)

ハウスレクチャ2009 1st

修論ゼミの後、阿部仁史アトリエで行われているハウスレクチャ(参加料1000円酒つまみ付)に参加。今回のゲストは中村竜治さん。合成樹脂による0.3mmの細いワイヤーで作る虫かごが印象的だった方。芸大の方なので手先が超器用だからこんな事ができるのかと思っていたが、製作は機械の手を借りて行うらしい。ウネウネのプロジェクトも詳細な展開図を作成しているし、単純な形式・ルールを基に、複雑で魅力的なものをつくっている。アート=直感という印象があったがそうではない。技術や立体構成力がないと完成しないんあだなぁとあらためて実感。

それと、写真が良い。抽象的でスケール感を消失している感じ。実物を見てみたくなる。作品はほぼ全てが繊細で中性的。余程の大家でない限り、作品は人柄とほぼ一致すると言われています。やはり中村さんのしゃべりは淡々としていて、抑揚がない感じ。かと思うと、他の建築家の事ははっきりとした口調で明快に話す。自分の作品を説明していた時のギャップに驚き。

中村さんに限らず皆さんはなぜ、自分を建築家というのだろうか?建築学科出身だから?建築をやりたいから?ここまで繊細ならプロダクトアーティストでも良いし、建築の実績はなくインテリアが中心なのだからデザイナーでも良いし・・・。ドロドロした建築界に身を浸す必要もないかと。

卒業設計日本一、ハウスレクチャー、修士の海外大学との共同スタジオ・・・数年しかいなかった阿部さんが残した遺産は大きく育っています。UCLAのチェアマンとして引き抜かれたのはこのあたりが評価されたのでしょうね・・・。

久々に車でいったので帰りはフルオープンで帰ってきました。しかし、東北はまだ冬。気温は13度、暖房を最大にしても体が震える。スピードも90kmが限界。そして、栃木県内は雨。それでも屋根をあけられる事は魅力。

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2009年5月 5日 (火)

奥只見丸山

時間やタイヤがなくて冬にスキーに行かなくなり数年。昨年同様今年もGWに1日だけ滑ってきました。場所は奥只見丸山スキー場。今回、ココにしたのはICI石井スポーツの2010モデルスキー試乗会があったから。一日いろいろな板を使えて500円。エキスパートレンタルスキーの1割程度の値段です。1年ぶりでも意外に滑れてしまうもの。FISCHER、SALOMON、ATOMICのデモ&オールラウンド系を中心に乗りましたが、雪が緩いのと足がフラフラなので、板の違いがあまり分からず・・・。しかも、半日券を買って15本程度は滑るつもりが、リフトに乗れたのはたった7回。もちろん混んでたわけではなく、2本も滑るとヘロヘロで立てなくなり、30分程度の休憩が必要になるからでした。あぁ勿体無い。

そういえば、仙台で冬を2回越したものの、五十嵐研でボードに行くって話は聞いたことがない。その時期は卒業&修士設計や就職活動で忙しいからか?東北にいながらそれも勿体無い。

添付はデジカメの動画で撮った私の雄姿(謎)。もっぱら整地中斜面(高畑スキー場等)でロングターンクルーズが好きな私。荒地だから仕方ないけど、足に負担がかかるショートターンは嫌いです。さて仕事仕事・・・。

「otm200904-b.wmv」をダウンロード

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2009年5月 2日 (土)

広島ミニマリズム

TOTO通信の春号は広島を拠点とする建築家の特集。以前から広島には建築家がとても多いと思っていたが、それが雑誌の掲載数という客観的なデータで提示されている。メディアの拠点東京から遠く離れたこの地で、瀬戸内海という温暖な気候を背景にシンプルでモダンな建築が多数建っているのだ。

もともと広島の方の気質、すなわち建築主に理解がある土地柄であることもあるだろうが、そのほかにもいくつかの仕掛けがあったそうだ。古谷誠章さんが近畿大学にいた頃、非常勤講師の講義日を合わせ、講師がお互いに交流を持てるようにしたという。更に、村上徹さんや小川晋一さんを中心とし、批評会・飲み会をセットにした竣工見学会学会を行うことでお互いの刺激としたという。それから十数年、今では施工者が育ち、若手でも安定したディテールで建築をつくれるようになっているようだ。

私たちは大学教員ではないので、非常勤講師を集わせることはできないが、竣工見学会なら可能である。UAPPの手島さんやSOYの櫻井さん大田さんと協働して、第二回の批評&飲み会付見学会を今月中旬に企画している。建築を続ける為には志ある仲間が必要。時代背景もあるのだろうが、同時期・同地域・同大学から建築家が集中して生まれることが理解できる。ひとりでは持続できないし、這い上がれないのだ。

原稿書きで徹夜してからペースがおかしい。昼夜逆転気味・・・。

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